台北のレコード屋さんふたたび。
また台北へ行ってきた。茨城⇔桃園Vair直前セール片道4040円に飛びついた。
台北の写真はこちらからどうぞ。→2nd台北①
まず、前回に引き続き、レコード散策記を書くとしよう。
前回、シャッターが閉まっていて入店できなかった「唱片共和国」に再度伺ってみた。
前回のレコード散策記はこちらをどうぞ。
看板あった。
入口の店のお兄さんが女性に熱心に占い結果を説明していた。しかし占いの店ではなさそうだ。
占いのお兄さんと看板の間の狭い階段を3Fまで上がる。
色鮮やかなPOP、確かに前回も見た。
入店すると早速店主が中国語で話しかけてきた。中国語は全くお手上げなためカタコトの英語で応答したが、英語わからないと言われた。このパターン、非常に多い。
店主は日本語が少しできる方だった。私は「レコードを探しに来た」と話した。「福島から来ました。東京の北です。津波と原発事故の福島です」と説明したが、よくわからないとの返事。そこで、私のiPhoneの翻訳こんにゃくアプリが役立った。このアプリ、すごい。
前回も店に伺ったがシャッターが閉まっていた旨を話すと、「1日3時間しか店を開けないから」と店主。「労働時間短いですね」と言ったら笑っていた。「お店のHPもないですよね~」と言うと、やはり微笑む店主。謎だ。経営は成り立っているのだろうか。
店内はCDの在庫のほうが多かったが、多いといっても壁沿いにパラパラと陳列されている程度で、レコードは写真のように床上に立てかけられているのみ。商品の量は多くない。空なのか、品出ししていない商品が入っているのか不明な段ボールの山のほうが気になった。
レコードは、私が台湾で欲しいなと思っていた類の、いい感じのものが結構揃っていた。
いい感じ。
このグループのは数枚あった。有名なのだろう。
シティポップだろうか。
この盤を手に取ったら、店主が「中身はニールヤングじゃないです」と言った。
ニールヤング風の台湾のアーティストの盤を入れました、と。
ちょっと笑ってしまった。
そのアーティストの写真を見せてもらったら、山下達郎風のルックスのカレッジフォークっぽい雰囲気のアーティストだった。有名らしい。
私がいちばん気に入ったのはこの盤。有名なアーティストらしい。
ジャケットは情緒があって素敵。中身も間違いなさそう。
上の盤も含め、ぜんぶレジカウンターに持って行った。レコードには「100元」の値札シールが貼られていた。貼られていないものもだいたいそれくらいだろうと予想した。
すると「500元です」と店主。「ラベルの値段は前の値段です。違います」
ガーン。しかも、いちばんお気に入りのは「2000元」だという。ああ。
ここで全部購入したら私の旅のテーマがブレブレになってしまう。というか元の持ち合わせがそんなにない。
盤のコンディションからして、さすがにちょっと高くないか……?
いやでも、これが適正価格なのかもしれない。と自問自答。
仕方なく、記念に欧陽菲菲を1枚購入することに決めた。500元。
わいわいと盛り上がった矢先、値段を知ってがっかりし、カウンターに積み上げたレコードを次々と元の場所に戻しに行く私に、「え、1枚しか買わないんですか?」とがっかりモードな店主。
「だって、高いよ」と私。正直に言うしかない。
その後、欧陽菲菲の姪っ子のチェリスト、欧陽娜娜の話でやや盛り上がる。
そしてあらためて「福島」という地名を紙に書いて認知してもらい、台湾のお友だち1号に無理やりなってもらった。
ちなみに店内写真撮影、blog宣伝許可いただいています。
お店のだいたいの場所は、下の地図のあたりだ。
OPEN 15:20~18:30 年中無休
すぐ近くの「再生工場二手雜貨鋪 站前店」とあわせてお勧めしたいお店です。
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