「奈落の底」と世界平和。
アコワングランプリ予選、応援に来ていただいた皆さんありがとうございました。
チケットを大人買いしてまで応援してくれた方がいたにも関わらず、結果を出せなくてごめんなさい。
私にしては珍しく、1曲に賭けて練習しまくっていたのだが。
自爆してしまった。
ステージ前に必ず服用しないと演奏に支障をきたす持病の錠剤を千葉に忘れてきたのも大きかった←言い訳。
ギター教室の先生に「松田さんのブルースハープはマヌケだからやめな」と言われたのを聞き入れなかった件も今回反省している。
演奏した曲のタイトルは「奈落の底」。
ムード歌謡風な、ありきたりな王道のマイナー調のメロディーに自分の心情を乗せた、地味ながらすごく気に入ってる新曲だ(ちなみにこの曲、マージー阿部氏は絶対気に入ってくれるだろうな、と思いを馳せる)。
曲の世界観に引っ張られすぎたのか、イベント後は曲と心中状態で燃え尽きて共倒れし、お盆はどこにも出かけずだった。
最近、「奈落の底」という幻の場所に突き落とされる不思議でリアルな感覚を(夢の中でなく)目が覚めている時に初めて味わった。
ぼーっと油断していた時にふと、「コツン」と誰かに片足で軽く蹴り落とされるような残酷な感触を味わってすぐ、真っ逆さまにどこまでも深く落ちていく時間の感覚の長さに反比例して、真っ暗な「底」にたどり着くまではほんの1秒くらい。
え?え?私、落ちた?……アハハ、私今どこにいる?死んだ?まさか、まさかね……。
理解するまで時間を要した。
そこは一筋の光もない暗黒の闇なんだけど、絶望的に温かく、そして妙に心地良かった。
しかし、ドMにもほどがあるよ、私。さすがにちょっと、アレじゃない?
一体何が、どうなってるの……?
奈落の底って、サンスクリット語の解釈だと「地獄」なのね。
私のたどり着いた奈落の底は、地獄ではなかったな。まだまだ、さらに闇の底は深いところまで続いている。
アマチュアとはいえ、曲を作る時は、目を背けたいことや自分の醜い感情にあえて向き合い、嫌だなと思っても形にしなければならないと思っている。
他の人にはどうでもいいと思えるような体験でも、ひとつひとつ深く追求して、作品として形にしながら解明していかなければならなかったりする。
たとえ評価されなくても、それが仕事なんだろうなと思っている。
そんな訳で、私自身のメンタル的な未熟さゆえに、お盆中はその新曲と一緒に添い寝しながら実家でダウンしていたのだった。
シビアな業界に首を突っ込んでしまった、はじめから音楽など私には向いてなかったと、急激にしんどくなり、もうダメだ今が辞め時だとかなり本気で思った。
アイドルばりに「来年の3月、活動卒業します」というタイトルのブログを盆中に書いて下書き保存していたくらいだ。
今も、気分が上がったり、下がったりで、元に戻るまで少し時間がかかりそうだ。
すべて私自身の脆弱性が原因である。
9月の渋谷のライブでは体調を万全にしてベストな形で新曲を歌いたい。
新曲を3曲ほど織り交ぜて歌う予定だ。
Tシャツシーズン真っ盛りなのにTシャツ販売サイトをすっかり放置していた。
http://ikaui.tumblr.com/
HAWAII T、着てみた。@実家の庭先。
このデザインはちょこちょこ売れる。
https://www.ttrinity.jp/product/2621144
PEACE T
戦争はイヤです。
心の中の戦争もツラい。
私の心は常に戦争状態。
https://www.ttrinity.jp/product/2272947
そのうち時期をみて(インクジェットでなくシルクスクリーンが良いな)もうちょっと力を入れて作っていきたいと思っている。
ギャラリー創芸工房にて。
そのうち私も鶴になります。
※加筆修正しました(2017/8/16)。
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