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2017-10-03

1年。

@大原海水浴場。

 

せっせと木っ端を集め、燃やしている男性がいた。
感心して「ご苦労様です~。ボランティアで流木を燃やす作業をしているんですか?」と尋ねると、
男性は「いや、遊びで燃やしてんのよ、楽しいから」と……。

 

 

いすみっぽい。

 

 

引っ越してから1年が経った。

1年も経ってしまったなんて、信じられない。
あっという間すぎた。

10代20代だったら「環境を変えて1人暮らしを始めてから大きく成長した」としみじみ実感するのだろうが、あいにく私はもう若くない。
人格もある程度出来上がってしまっている。
はっきりわかったのは、「お家が好きで、地味に家事が好きで、1人でぼーっと過ごす時間が好き」ということである。
それもあらためて「確認できた」というだけであって、私自身は何も変わっていないと思う。

今までも、そうだった。

ある学年の時はクラスのナンバーワンの花形キャラだったが、ある学年に進級すると人扱いされないくらいのひどいいじめに遭い、さらに学年が変わりクラスが変わると今度はまた人気者になる、というのが繰り返された。
私自身は変わっていないのに。
周りの見方が変わっただけ。
どこか冷ややかに周りを見ていた。

 

こちらに来てから、嫌な人に遭遇したり嫌な思いをすることが不思議とない(忘れたのかもだが)。
ストレスが激減したのは確かだ。
モヤモヤと悩むことが減った分、他のことを考える時間にあてることができた気がする。
不安に駆られ、無理にどこかのコミュニティに顔出しして人との関係性を保ったりすることもなくなった。
かといって仲間外れにされたり孤立無援になるでもなく、誰かに会いたいな、寂しいなと思えば声をかけられる人が周りにいる(とはいえ休日はほとんど出かけることもなかった)。
自分に無理のない程度のちょうど良い距離感で人と付き合えるのが心地良い。
ここは想像していた以上に自然が豊かでのびのびと勢いがあり、人と人との間に自然が挟まれている感じで、環境のバランスが良いのかもしれない。

こちらに来てから、1人で過ごす時間がますます増えた。
とはいえ、新しい知り合いや、魅力的な友人も増えた。
出会う人々のカラーは、いわきにいた時と明らかに変わったと思う。
とにかく、居心地が良い。
こんな私でも面白がっておおらかに受け入れてくれる土壌がある。
応援してもらって、助けられて。
それでとても救われた。
この土地の人々の素朴なやさしさに本当に感謝している。
おかげで、がんばろうという気持ちにもなれた。

 

 

 

やさしい土地柄に甘えてしまい、楽しく過ごせたのは確かだが、密かに、人知れず「試練」みたいなものもあり、それも含め総括すると、「自己確認」の1年だった。

次の1年は、何かしら「形」にできたらいいなと思います。

変わらない自分でありながらも、もっと成長したい。
と、思う次第。

 

そしてそして、自分にとってこれ以上の幸せはないってくらいの幸せが、今、確実に訪れようとしているのではないか……?たぶん。
ドタキャン的なものはさんざん味わってきたんだから、せめて今回ぐらいはいいでしょう?神様仏様。な心境。
ここ数日うれしさのあまり興奮して眠れなくて、昨日は金縛りにあい、夢に本当に仏様が出てきた。
クールダウンするのももったいないくらいうれしい。


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