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2017-03-29

「森になる」MV作ったのつれづれ。

 

初めて作ったMV「森になる」、見ていただけただろうか?

いすみに引っ越して5ヶ月、その間に知り合った人々の協力や魅力的な場所があってこのMVができた。
本当に不思議だ。偶然にも身近なところに腕の良いカメラマンや感性の豊かな映像作家がいて、私の曲を気に入ってくれたのが幸いだった。いろいろ試行錯誤しながら撮影や編集を進めてくださり感謝している。
そして、自分の力だけでは出会えなかった不思議すぎる場所と樹木。まるで私をずっとそこで待っていてくれたかのように感じてしまったわ。

しかし、撮影した日はものすごく寒く、私の顔と指がこわばってしまってなかなか良い映像が撮れず、午前中で撮影を終わらせるはずが夕方近くまでかかかった。
撮影している間、白い何かの気配がしていた。すっ、すっと視線の上のほうをかすめる。そのうち、白い衣を着た女の人だとわかった。嫌な感じはしなかった。
夕方、帰りの車内でカメラマンのKusahara氏が運転しながら「なんかいたよね?」とぼそっと言った。「いましたよね」と私。
幽霊や超常現象などに興味の薄いタイプのKusahara氏にしては意外だった。あとで聞いたら、撮影場所のあの神社、女神様を祀っている神社なんだとか。
本当に神聖で美しい場所だ。撮影しておきながらおこがましいが、あまり有名になってほしくない。観光地化されてほしくない特別な場所がこの地域にはたくさんある。

 

 

このMV用に、いすみの山奥であらためて音源をレコーディングした。
その時の顛末は如月つれづれに書いた。

 

 

次のMVを早く作りたいのでMV用の音源をレコーディングをしようと思っている。
映像を作るのは楽しい。
自分で全部やるのも良いが、ある程度人にゆだねるという楽しさも楽しみたい。

 

今回「森になる」のMVを編集してくれたK.Matsunaga氏の制作したPR動画。
この本、現在ベストセラーになっている。
ザ・いすみって感じのする本。

 

 

初のMVって書いたが、初じゃなかったわ。
10年前に作った「風がふく」。
当時の切ない実体験を歌っている。なかなかに良い曲だわ……。
自分主催の小名浜港のアートイベントメイン会場の倉庫で撮影(倉庫はその後津波で破壊され、今はもうない)。
「『風がふく』っていう曲名、あの映画を連想しちゃって怖いからやめようよ~」と当時の相方に言われたのを思い出す。
その数年後、相方共々リアルに怖い目に遭い、放射能に震え上がるという皮肉。

 

 

次のMVもお楽しみに。


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