ワラサつれづれ。
大原漁港で毎週開催されている「港の朝市」を時々手伝いに行っている。
ワラサが揚がった。
ワラサ?
ワ、ワラサって、なんだっけ……?
恥ずかしながら、初めて聞く名前だ。
けど、おいしそう。
朝市のスタッフY氏が、残ったワラサを「持っていきなよ」と、業者さんに頼んで捌いてくれた。
しかも店じまいの片付け中の魚屋さんに丁寧にパッキングまでしていただき。
作業でお忙しい中、ありがたし。
「その日に食べても味が淡泊すぎて美味しくないからね。白身がだんだん赤くなってくるから、身を包むキッチンペーパーを毎日取り換えて、様子を見ながら3~4日熟成させるの。腐る前のギリギリのあたりが脂が乗って旨みが出るからね」
と、スタッフY氏に念を押された。
帰宅後、「ワラサ」をそっとWikipediaで調べてみた。
→出世魚とは
なるほど、初めて聞く名前なのも、やむを得ない。
関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ ブリと呼ぶ。
東北では、ツベ→イナダ→アオ→ブリになる。
つまり、ブリなのね。
Y氏の念押しを忠実に守った私。
3日目のワラサ。初日より格段に美味しそうに見える。
ワラサ熟成3日目は、友人を招いてワラサのカルパッチョとワラサの味噌汁でランチ。
そりゃ美味しいに決まってた。
出すの忘れていた、冷奴。すまなかった。
こちらにいると、いろいろいただく。
初めていただいたウリ。
どうやって食べたらいいかわからなかった。
熟成5日目のワラサは刺身とカルパッチョに。
ウリは、手作り塩麴に漬けてみたら美味。
この照り。
生の切身を5日も寝かせといて大丈夫なのか?と、おそるおそる食してみたが、まったく問題なしどころかワラサの奥深い旨みを堪能。
これは大変贅沢。
ごちそうさまでした。
梨は地元いわきも有名ですが、いすみの初梨もこれまた旨し。
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