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2026-08-22

楽天ファン

 

歴は浅いが、楽天イーグルスのファンをやっている。

その楽天グループが、ドイツの防衛企業ヘルシングと組んで、攻撃型ドローンの国内販売の窓口となり、陸上自衛隊への導入を支援するという報道が出た。
楽天が自社でドローンを作るわけではなく、ひとまず、日本で売るための橋渡しをする、という話だ。

けれど、今後は実証実験が行われ、さらに日本国内での量産も視野に入れているらしい。
要するに、人を殺すための道具を扱う商売に、足を踏み入れる。

「死の商人」ってやつだ。

報道が出てから、SNSに「楽天解約します」の報告がたくさん流れてくる。
もう楽天のサービスは使わない、ジェノサイドにはぜったいに加担したくない、と意思表示する人たち、すごくまともだと思う。
人として、「ここから先は加担しない」と、きちんと線を引ける人がこんなにいることに、むしろおどろいた。
まだまだ捨てたもんじゃないな、と。

正直なところ、自分はまだそこまで強い線引きができていない。
マックやケンタやスタバがガザ情勢をめぐるボイコットの対象に挙げられているとわかっていながら、期間限定メニューの魅力に負けて「まぁ…いいか」とこっそり飲食してしまう可能性は今もゼロではない。
でも、アパホテルは創業者の歴史認識や差別的な発言が引っかかりすぎるため、どんなに安かろうとぐっと堪えていまだに泊まったことがない。
FXを齧りはじめた頃、ちょうどウクライナ戦争がはじまり、XのFX専用アカウントのタイムラインが「トランプさん最高」「いいぞもっとやれ」な狂喜の言葉で埋め尽くされるのを見て、チッと舌打ちして証券口座から手を引いた。
その程度の中途半端な意識。

地図の上では、ただの点にしか見えない場所にも、当たり前に続いている生活がある。
つまり、兵器が向けられる先にも、その日をいつも通りに終え、明日を迎えるつもりの人たちがいるということだ。
帰る家があり、会うはずの人がいて、楽しみにしていた小さな予定があり、その土地で長い時間をかけて築かれてきた暮らしがある。
それらが、ある日突然、街やふるさとの景色ごと奪われてしまう。

それらの破壊行為に、間接的にでも加担する人生になるとしたら、表向きはゆるふわで生きていても、だんだんと自分の整合性が取れなくなっていき、精神が崩壊しそう。それとも、ふてぶてしくなっていくのか。

「負のカルマ」というものがあるとするなら、たぶん、そういうところから背負うことになるのだろう。
いつかどこかで、しっかり答え合わせさせられる時が来るような気がするのだ。

ところで。つい先日、携帯をソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えたばかり。

畜生!
〇木谷この野郎。

これまでのように表立って「楽天ファンです」と言えなくなってしまうではないか。

無名で、ちまちま音楽をやっているだけの社会不適合人間だが、いちおう、自分のブランディングは気にしている。

以前、仕事の付き合いで、某保守系団体の音楽セミナー講師を頼まれたことがある。
しかも、かなり断りづらい状況で。
ついでに、声が良いという理由で自民党議員の選挙カーのウグイス嬢を頼まれたこともある。
どちらもお断りした。
周りには、「(〇〇さんの顔を立てるために)引き受けなよ。なんで断るの?!」と不思議がられた。
私からすれば、「なんで引き受けるの?!」である。ウグイス嬢は、ちょっとやってみたい気持ちはあったけど。自民党はちょっと…。
今思えば、断って正解だった。

以後、少しでもそれっぽい匂いを感じたら、極力近づかないようにしている。
もちろん、どうしても妥協しなければならないことも、たまにはある。
それでも無名なりに、そこはひとつひとつ気にしている。
というより、無名だからこそ選ぶことができる。
失うものがないというのは、こういうときだけ少し強い。

とはいえ。
ドローンを飛ばすのは、野球選手ではない。

とはいえ。
この問題、どうしたらいいの(半泣き)

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