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2015-09-07

父の幻の随筆「四角との対話」が出版・公開になりました。

ようやっと告知解禁です。
父・松田松雄がいわき民報紙上で1979年の1年間、45回にわたり連載していた幻の随筆「四角との対話」が晴れて出版となりました。BCCKSにて、電子書籍と紙本の両方入手できます。
「四角との対話」を本にしようと決めたのは、今年10月の父の展覧会が正式に決まった3月末のこと。この本を表に出すなら今のタイミングしかないと思いました。(父の研ぎ澄まされた文章を、多くの人に読んでもらいたいです。)
出版を展覧会に間に合わせるために、一般的な出版社を通したかたちではなく、オンデマンド出版というシステムを利用してみました。

http://bccks.jp/bcck/136050/info

紙本はペーパーバック仕様です。紙本は10月3日(土)からの岩手県立美術館「松田松雄展」会期中、ミュージアムショップでも販売予定。この本を読むと、父の作品をより立体的に感じられるのではないかと思います。

BCCKSで立ち読みもできますので、一度のぞいてみてください。
あとがきと宣伝文は、いわき民報で当時「四角との対話」連載の担当だった吉田隆治氏に書いていただきました。

四角との対話』 松田松雄著

●本の説明
画家になると宣言して10年。40代にさしかかった松田松雄(1937-2001)がいわき民報に連載し、「私小説的美術論」として高い評価を得た、原稿用紙330枚分の随筆「四角との対話」。夕刊連載から36年後の2015年秋、ついに娘・文の手によって父親が中断した書籍化を実現。精神の求道者・松田松雄の創作の原点に触れる「独白」のかずかずが、清冽な地下水となって読む者の魂の奥底に届く――。

 

また、電子書籍はKindle、楽天KOBOでも販売開始しました(こちらは画像のレイアウトが少し崩れます。読む分には問題ないと思います)。


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