朝日新聞さんに取材していただきました。

朝日新聞さんに取材していただきました。
(2019年7月30日 千葉版に掲載)

↓朝日新聞デジタル記事はコチラのリンクをclick♪

千葉)東日本大震災への思いをアルバムに いすみの女性:朝日新聞デジタル

 

この記事を読んだ人から「まだ被災者(震災)を売りにしていくの?」と言われた。
「同情してもらいたいの?」とか。
震災は私にとって、過去のものではなく、現在進行形で、今も続いている。
過去、現在、未来、ぜんぶ抱きしめて生きるのが私にとって良い感じ。
そして、記事の通り「私はあの時すごく罪深いことをしてしまった」という思いと共にある。

以前は、あの時の同乗者のAさんの心情に配慮して、あまり本音を吐露するべきではないなと思っていた。
Aさんの迅速な判断が私の命を助けてくれたともいえる訳だし。
2年前、Aさんが急死し、あの出来事の生き証人は私だけとなった。すると、押し殺していた罪悪感のほうをやっぱり無視できなくなった。

この一件については、noteの「右折の恋人」という私小説に、フィクションをまじえながらできるだけ忠実に書いた。
「Aさん」とは、この後、生まれて初めてバンドらしいバンドを組むことになる。これもまた不思議な因果である。
私はAさんと、Mくんの墓参りに時々出かけた。残念ながら、バンドは1年で活動休止。バンドで歌うために作り溜めた曲でソロ活動を始めた。

せめて、震災を、津波を、原発事故を、自分の言葉で伝えていくのが私の役割のひとつだと思っている。

この国は、近い未来にまた数々の同じ間違いを犯す気満々な気がして、とても怖い。

私がずっと福島から出なかったら、今このタイミングで取材などしてもらえなかっただろう。
稲田さんは限られた文字数の中、震災に絡めて良い記事を書いてくれたと思う。

けれど、メディアはわかりやすく刺激の強い一面を捉えて広める傾向がどうしてもある。
尊敬している忌野清志郎氏が、世間から「反原発の人」みたいなイメージで括られ、彼の「そこの部分」だけではない素晴らしい音楽性が湾曲されて伝えられているのを見ると、違和感を覚えたりもする。

わかってくれるごく少数の人は、私のわかってもらいたい部分をわかってくれるはず、と勝手に信じている。
ごく少数の人にさえわかってもらえないなら、それは私がまだ未熟だからだ。

 

 

録音機材の大したことなさがバレてしまうレコーディング風景である。
写真に写っている録音&DAW作業用iPad miniは、ヤフオクに出品していた質屋から落札した、数世代前の機種だし。
ヘッドフォンは、メルカリで入手した新古品。
マイクは、前の前のバンドの、喧嘩別れしたリーダーからのいただきもの。
新聞掲載用写真だから当然着衣姿だが、曲によっては全裸で歌っていた。

レコーディングスタジオとして使用したアパートの部屋のすぐ隣は外房線。
外房線にクロスするように、目の前は環状線。

でも、でも、結局のところ、いちばん需要なのはそこじゃない。
もちろん、機材や環境が整っているに越したことはないが。

という結論を確かめるべく、ayatopia 1st.ALBUM「1122」をぜひ、聴いていただきたい。
あんまり、震災がどうとか、考えずに、聴いてほしい。

 

↓コチラの解説もぜひ♫

ayatopia 1st.アルバム「1122」全曲解説


2019-08-02 | Posted in BLOG, MUSIC, NEWSNo Comments » 
Comment





Comment